この記事では認可保育園の入園に必要な
- 「点数」の基本的な知識と
- 実際に「点数」を上げるための方法
を紹介します。
- 我が家がどれくらいの点数をもらえるのか
- 点数をあげるために工夫できること

むずかしい言葉は使わず分かりやすくお伝えしますので安心してくださいね!
「説明はいいから、点数アップの方法を教えて!」という方は、目次から【点数アップの方法】まで飛んでください。
認可保育園の入園に必要な「点数」とは


点数が高いほど希望の保育園に入りやすいモフ~!
点数には2種類ある
点数には以下の2種類があります。
- 基本の点数(基本指数)
- 調整の点数(調整指数)

父、母、それぞれの点数を計算し、合算したものがその家庭の「合計点数」となります。同点の家庭があった場合は、優先順位が高い家庭から入園がきまります。
基本の点数(基本指数)
例えば、
- 仕事なら「就労時間の長さ」
- 病気なら「症状の重さ」
によって基本指数が決まります。

就労の場合、1日8時間以上の就労(休憩含む)で満点の自治体が多いですね!
調整の点数(調整指数)
例えば、
- 兄弟が保育園に在園していれば加点
- 同居の祖父母がいると減点、など

調整指数は自治体によって条件が大きく異なります。加点と減点の条件をしっかり把握しておきましょう!
点数の一覧は『入園申込みの案内』に載っています。(役所のホームページで1年中いつでも確認できます。)
同点だった場合は優先順位で決まる

同点の家庭があった場合、あらかじめ自治体で決められた優先順位に従って高い順位に当てはまる家庭から入園が決まります。
例えば、
- 同点なら就労家庭より傷病を抱えた家庭が優先
- 所得の低い家庭が優先
などです。
我が家は何点?点数の計算方法
点数の計算は以下の3ステップで行います。今の家庭状況でどれくらいの点数がもらえるのか確認してみましょう。
- 両親それぞれの基本指数をチェック→両親の点数を合計する
- 調整指数を確認→基本指数から加点・減点する
- 優先順位を確認する

点数計算のやり方を、令和4年4月入園の世田谷区を例に紹介します!
①両親それぞれの基本指数をチェック

両親ともにフルタイム勤務の場合、基本指数は父(50点)+母(50点)の合計100点が満点になります。(母が育休中の場合、復帰後に予定している就労時間で採点されます)

育休復帰後に時短で働く場合、点数が下がることが多いです。

求職中だと厳しいモフ~!
②調整指数を確認→基本指数から加点・減点する

入園希望月に就労実績が1年以上の場合、→(+2点)
同居の祖父母(65歳未満)が保育できる場合→(-6点)
ベビーシッターや認可外保育施設に有償で預けている場合→(+5~6点)
世田谷区の場合、同じ職場で1年以上働いている場合や、認可外保育施設を利用していると加点があり、祖父母と同居の場合は減点になることもあります。

どのような条件で加点・減点されるのかにより、必要な準備が変わってきますので早めにチェック!
③優先順位を確認する

基本指数+調整指数が同点だった場合、優先順位の高い方から順位が決まります。例えば世田谷区では、「区での居住歴が長い方が有利」「在宅ワークは外勤より不利」という優先順位があります。
前年度データと比較して入園の予測を立てる
我が家の点数が算出できたら、前年度の入園実績を確認しておきましょう。自治体によってはホームページで確認できる場合もあります。
例えば練馬区では保育園ごとに入園の最低指数が公開されています。


「この保育園の1歳児、去年は81点で入園できたんだ!」などデータが分かれば戦略が立てやすいですね!
点数アップの方法10選!(これがすべて!)
点数アップの方法を10個お伝えします。
「離婚する」「生活保護を受ける」といったあまりにも現実的でないものは除外しています。
方法①働く時間を増やす
「就労」の場合、単純に働く時間を増やせば点数もアップします。

「夫と家事分担ができている」「実家に援助してもらえる」など周囲に頼れる人がいる場合は、就労時間の延長を検討してみてもいいでしょう。
逆に、自分しか頼れる人がいない場合は、無理に就労時間を増やすことはおすすめできません。
方法②いったん認可外保育施設に預ける
認可外保育施設に通っている場合、多くの自治体で調整指数が加点されます。

専業主婦の場合「求職中」では認可に入れないため、いったん認可外に預けて就活をするパターンも一般的。
認可外は少人数でアットホームな施設が多く、初めてママと離れるお子さんでも「手厚いフォローが受けられて安心」という声もあります。
方法③ベビーシッターを日常的に利用する

ベビーシッターの利用は加点につながる自治体が多いですが、「継続して預けていること」や「〇〇万円以上で預けていること」など、細かい条件が多いので注意が必要です。
ベビーシッターの利用に助成金が出る自治体もあり、利用料は思ったほど高額にならない場合もあります。

早期の職場復帰を考えている方や、パートとしてすぐに入れそうな職場がある、という方はベビーシッターを検討してもいいかもしれません。
方法④診断書を書いてもらう

「疾病」での入園申込みは、保育困難の度合いによっては高い点数になることもあります。
腱鞘炎や腰痛で通院している場合も利用対象になることがあります。
方法⑤祖父母との同居を解消する

祖父母が同居や近くに住んでいるという場合、調整指数が減点されることもあります。
世田谷区では基本指数50点満点中、祖父母の同居は調整指数で-6点とかなり大きく減点されるため、同居の解消を考える方がいても不思議ではありません。
ただし、同居を解消したからといって必ず入園できるとは限らないため、
- 自分の自治体では同居によって何点引かれるのか
- 希望園の前年度の最低指数は何点かなど、
条件をよく確認しましょう。
方法⑥職場の近くの保育園にも申込みする
職場が同じ市区町村内にある場合、自宅近くの保育園と職場近くの保育園、両方に申込みすることができます。
職場が他の市区町村の場合、申込みを受け付けるかどうかは各自治体によって異なるため、役所に確認が必要です。
方法⑦入園しやすい地域に引っ越しする
入園選考の条件はホームページで公開している自治体が多く、引っ越し先でどれくらいの点数がもらえるのか予想を立てて保活をすることが可能です。
ただし、前年度は入園しやすかったとしても、今年度の状況は誰にも分かりません。
また、激戦区と言われる自治体でも、待機児童解消に力を入れて毎年どんどん入園しやすくなっている自治体は多くあります。
役所の窓口では、去年の申込み状況や施設ごとの入りやすさなど、詳しく教えてもらえますので一度足を運んでみることをおすすめします。
方法⑧新設の保育園を狙う
新設の保育園は、激戦と言われる0~2歳児も定員がフルで募集になるため、圧倒的に入りやすいです。
平成27年4月にスタートした『子ども子育て支援新制度』により、近年新しい保育園がどんどん新設されています。
「新設の保育園は不安…」という方も、最近では入園前にオンラインで説明会があったり、先生たちの紹介動画がホームページで紹介されたりするため、情報を仕入れる機会は以前より多いですよ!
方法⑨副業とのダブルワークにする
副業を始めてダブルワークをすれば、就労時間を合算できる場合もあります。(自治体によって異なる)
自治体によって条件はさまざまですので副業とダブルワークの場合は加点されるのかどうか役所に問い合わせてみてくださいね。
方法⑩☆オススメです☆在宅ワークで自営業として申込みする
「在宅ワーク=内職扱い」と思っている方も多いですが、在宅ワークは自営業として申込みが可能です。
- 就労証明書(自分で作成)
- 開業届(これから始める人でも出せる)
自営業者の就労時間は自己申告。フルタイムと同等の点数をもらえることも多いので、かなり有利に選考を進められます。
『いえじょぶのすすめ』では、在宅ワークで保育園に入園する方法をすべてお伝えしていますので、気になる方はこちらからご覧ください。
スキルや資格が不要な在宅ワーク

数々の在宅ワークを経験してきた私ひおこが、スキル不要で稼げる!とオススメしているのがコールシェアです。
いわゆるテレアポ業務ですが、内容は「アンケート調査」なので飛び込み営業のような辛い仕事ではありません。実際の仕事の様子は以下の記事でお伝えしています。
まとめ
認可保育園に入園するためには、できるだけ高い点数をもらいたいですよね。
『いえじょぶのすすめ』では、無理して働く時間を延ばしたり、家族を犠牲にするような働き方を選んでしまうより、在宅ワークという働き方でも高い点数をもらえる方法があることをお伝えしています。
気になることや聞いてみたいことがあれば、お問い合わせフォームや下記のコメント欄からご連絡ください。

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