ここでは、個人事業主として仕事を始める前にやっておくべき準備5つを解説します。
(すべて無料で用意できます!)
やっておくべき準備5つはこちら↓↓
- 開業届の提出(保育園入園&口座開設に必要)
- ビジネス用銀行口座(在宅ワークで得た収入の振込先)
- ビジネス用クレジットカード(経費としてモノを購入するとき)
- 会計ソフトの会員登録&設定(知識がなくても帳簿づけが簡単!)
- (必須ではないが)マイナンバーカードの作成

「ビジネス口座を持つべきかどうか」「帳簿づけはどうやって進めたらいいか」といった疑問が解決しますので、以下の5つのステップで進めてみてください!
①まずは開業届を提出しよう!


始める前にいきなり開業届モフ?

すべての方に必須ではありませんが、
- 在宅ワークで保育園・学童に入りたい
- ビジネス口座を開設したい
上記に当てはまる方は必ず提出しましょう。
「これから在宅ワーク始めます」の状態でも提出できますよ!
開業届を提出しておけば、ビジネス口座を開設でき、保育園に入園する場合も説得力が大きくなります。
また、確定申告で税金の優遇を受けられるようになるため、まだ準備段階の方も提出しておくことをおすすめします。
【開業届の作成&提出方法はこちら ※注意点あり】
②ビジネス口座の開設は収入が入り始めたタイミングで!
在宅ワークを始めるときに悩むのが、「銀行口座やクレジットカードはプライベート用とビジネス用を分けたほうがいいのか?」という問題ですよね。

結論から言うと、最初はプライベートの銀行口座と兼用でOK!
ビジネス口座の多くは、事業の実績がないと口座開設ができません。
そのため、口座開設は収入が入り始めたタイミングがおすすめです!

ずっとプライベートの銀行口座を使っちゃダメモフ?
楽天銀行のように、個人口座を事業目的で使用することを規約違反としている銀行もあるため、収入が入り始めたらすみやかにビジネス口座への移行をおすすめしています。
楽天銀行の個人口座は事業目的の使用ができない
↓↓以下、楽天銀行の利用規約です。

楽天銀行口座は個人事業目的での利用はできません。個人事業目的での口座の利用をご希望の場合、個人ビジネス口座を開設のうえ利用してください。
引用:楽天銀行口座取引規定(個人向け)
規約では個人事業目的の利用ができないとされているものの、「副業の収入が振り込まれている」など個人事業かどうかあいまいなものや「規約を知らずに個人口座を振込先にしていた」というケースも実際にはかなり多いです。
ビジネス口座への移行が間に合わず、しばらく個人口座に報酬が振り込まれていたとしても細かくチェックされることはないだろうと思います。
しかしながら、取引停止などの処分を受けたとしても誰も助けてくれませんので、収入が入り始めたらビジネス口座に移行するようにしましょう。
個人ビジネス口座の開設方法はこちらで詳しい手順をお伝えしています。
楽天銀行以外のプライベート口座は使える?

規約上問題がなければ、個人口座をビジネス用として使うのはOKです!
ただし、ビジネスの取引が増えてきたときにプライベートな取引が混ざっていると確定申告が面倒なので、やはり口座を分けておくことをおすすめします。
現在持っている口座のうち1つをビジネス専用にするのはOKですが(※規約確認必須)、会計ソフトへ「事業用として登録するか」「個人用として登録するか」で帳簿づけの方法が変わります。

つまり、プライベート口座をビジネス用として使うときは、会計ソフトへの登録方法に注意が必要ということ!
詳しくは会計ソフトの設定記事で解説しています。
③クレジットカードは事業用カードが必須
在宅ワークを始めるときには、事業用のクレジットカードを準備しておきましょう!

ビジネス用銀行口座はすぐに準備できないこともありますが、クレジットカードは始める前に準備できます!
事業用クレジットカードを会計ソフトに連携すると、経費の帳簿付けはほとんど全自動になります!
(経費の帳簿付けはこちらで解説しています)
個人用クレカは帳簿付けが面倒
個人用クレカを使う場合は、毎月の利用明細から「どれが個人利用でどれが経費なのか」確認しながら入力する必要があります。
事業用カードは楽天カードでOK!
事業用のクレジットカードは、楽天カードでOKです!
楽天カードはすでに持っていて、生活費決済に使っているという方は、2枚目の楽天カードを作ればビジネス用として使用できます。
\1枚目も2枚目も年会費がずっと無料!/

個人の楽天カードで事業用の買い物はOKモフ?

楽天カードは個人事業主でも作成できるので、事業用の買い物(経費の支払い)もOKです!
↓↓以下、楽天カードの会員規約

会員は、次の各号の行為のためにカードを利用してはならないものとします。(中略)資金調達又は転売事業を目的とする商品若しくは権利の購入又は役務の受領。
カード会員規約[第29条カードショッピングの利用方法]より
つまり、せどりや転売事業を行う予定の方は、楽天カードは使用できないため注意しましょう!
④会計ソフトは「やよい」がオススメ!

会計や簿記の知識がない方は、会計ソフトの準備が必須です。
いえじょぶのすすめでは、「やよいの青色申告オンライン」をおすすめしています。
在宅ワークを始めたら帳簿付けが必要

あまり知られていませんが、確定申告をする・しないに関わらず帳簿付け(お金の流れを記録しておくこと)が必要です!
↓↓以下、国税局ホームページより

所得税の申告が必要ない方も、記帳・帳簿等の保存制度の対象となります。
引用:国税庁「個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について」
※帳簿付けが必要かどうか分からない方はこちらをご覧ください。

よく分からなくてめんどくさそうモフ~

帳簿づけには会計や簿記の知識が必要ですが、知識がない方でも会計ソフトを使えば大丈夫です。
1年間無料の「やよいの青色申告オンライン」でOK!
オンラインで使える会計ソフトは以下の上位3社が主流です。
- やよい
- マネーフォワード
- freee(フリー)
私は、3つすべて使ってみて、現在は「やよいの青色申告オンライン」を使っています。

安い代わりに機能はシンプルですが、在宅ワークの帳簿付けならこれで十分!(しかも初年度は無料!無料期間での解約もOKです)
「やよいの青色申告オンライン」の詳しい登録&設定方法は以下で詳しく解説↓↓
⑤(必須ではないけれど)マイナンバーカードは持っておくと便利!

- 確定申告がパソコンかスマホでできる!(税務署に行ったり郵送の手間なし)
- コンビニで行政手続きができる
個人事業主がマイナンバーカードを持つ最大のメリットは、確定申告がパソコンやスマホでできることです。
また、何かと提出を求められることが多い公的な書類をコンビニで発行できるようになるのも便利ですよね。
必須ではありませんが、持っておくことをオススメします。
まとめ:在宅ワークを始める前に準備しておきましょう!
個人事業主として在宅ワークを始めるなら、今回お伝えした5つの準備は事前に済ませておくことをオススメします。
保育園の入園手続きでも説得力が増しますよ!
分からないことや疑問に思うことがあれば、下記コメント欄(ニックネームだけで送れます)やお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
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